2020年1月19日日曜日

立地のウィークポイント

アイクラーホームもともと広いお家ではありますが、広く見える工夫がされている家でもあります。
アイクラーの特徴のインサイドアウトサイドは中と外が曖昧にデザインされていて、閉鎖感がないのも広く見える理由の一つ。


梁と柱で建てる在来工法が最大の要素で、アトリウムやクリアストーリーも、梁が見えているのも開放感につながっています。日本サイズの間取りにこの開放感が打ってつけ。

元々駐車場だった部分とご実家のお庭を足して土地の面積約60坪。建ぺい率60%の場所なので、平屋の場合大まかに床面積は30坪強(100㎡まで)で、アトリウム5坪を含む建築面積は35坪が最大の大きさになりますが、これを最大限に広く見せられるお家です。


ただ、開放的に見せることは色々とできますが、立地上の制約はさまざまですよね。
立地は北西角地で道路を挟んで家があり、東側の半分くらいの大きさに平屋の母屋、少し距離を置いて南側に4階建てのアパートも建っています。

よくあるこの立地で周囲の目線を避けつつアイクラーにならって開放的にプランニングします。


最大の悩みは南側のアパートの共用ローカ。ここからの視線は嬉しくないので、南側をふさぐことにしました。アイクラーホームの左右は比較的窓が小さいので、この面を南北に向けるよう考えました。

南側をふさぐなんて暗くなるんじゃない?と言われるかもしれませんが、アイクラーホームにはアトリウムという大きな明り取りが存在しますので、ご心配なく。
朝は東の開口から明るい陽射しが入り、昼からはアトリウム側から光が入り、一日中明るいお部屋になります。



屋根が大きく開いた中庭(アトリウム)


アメリカは隣家の距離感からか建築において東西南北の意識が日本とは違っているのかも、と感じます。日本の常識にとらわれすぎず考えてみたら意外と回避できる立地条件もあるかもしれませんね。

東側半分は母屋との共有の庭があります。
お母様が綺麗に手入れされているお庭で完全に日本庭園ですが、逆に乙で洒落たアイクラーになる!と確信しています。



地面は母屋が建っている地面の高さが道路より1mくらい上げられていて(ハザードマップ上で少し地盤が低いから)共用のお庭を考えると基礎を上げざるを得ない状況です。


基礎が高いアイクラーホームどうやって克服するかも、見どころです。



  ウェブサイト http://www.midcenturyhouse.jp/


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